村瀬流トータルマネジメント論とは……
・海老塚麻紀さん:ビジネスでばりばり活躍し、全てに好奇心ある、中堅女性の代表。ゴルフはアマチュアの大会で活躍したいと思っているが、長年ブランクがあり、あらためてしっかり理論を学びたいと思っているビジュアル系淑女
・田所拓さん:スポーツ苦手で劣等感あるが、ゴルフには大変興味を持っている若手社で、仲間にアット驚くようなゴルフをしたく、村瀬流ゴルフマネジメントに大いに興味を持っている。ゴルフの魅力にはまりそう。
・ 高橋さん:シニアで、今は悠々自適の生活。趣味はゴルフで年間50回ゴルフをしているが、改めてしっかりゴルフ理論を身に付け、月例やクラチャンで上位を狙っ ている代表
海老塚:村瀬さんはゴルフを何時からしていますか?
村瀬:大学入学と同時に体育会に入部して、4年間所属し、キャプテンも務めました
海老塚:大学時代のベストスコアーとドライバーの飛距離は?
村瀬:ベストスコアーは68打です。ドライバーは勿論パーシモンで。ボールも糸巻きでしたが、230ヤード程度と思います。
海老塚:会社に就職してからはどのようなゴルフをされていましたか?
村瀬:初めは岡山支店に配属になり、最初の3年間は年間数回のラウンドでした。従って、スコアーもボギーペースであったと記憶しています。その後大阪に転勤になり、年間10回ほどのラウンドで、営業上の接待ゴルフも数回していました。中学&高校とテニスをしていましたので、テニスの方が良くプレーし、大会に選手で参加していました。
その後本社に配属になりましたが、最初の数年は企画部門でしたので、ゴルフも少なくなってしまいました。
海老塚:何故、ゴルフのコーチングに興味を持つようになったのはどのようなキッカケですか?
村瀬:その後地方に8年ほど転勤になりましたが、そのあたりから地方(福岡&新潟)では、営業上ゴルフが必須となり、お客様や社内ゴルフメンバーへのコーチングを依頼されることが多くなってきたので、そのあたらから、コーチィングに興味を持つようになり、どのようにコーチしたら効果が直ぐに出るかを考えながら、実践していました。本社営業部に転勤になったころ、丁度企業対応ゴルフ大会の団体戦に参加するという話になり、営業部門への異動を機に、社内のゴルフ部のキャプテンとして、結果10年ほど、ゴルフ大会に出て、チーム戦としての団体戦に執念をもやしていました。ゴルフ場の会員にもなり、ハンディキャップは7前後であったかと思います。従って、50歳近い年齢になってから、学生時代のハンディキャップと同じレベルになったことを覚えています
海老塚:村瀬さんは10年ほど前に福岡久留米に異動になり、そこでメンタルトレーナーの資格を取られたとお聞きしていますが、何故ですか?
村瀬:その頃から、ゴルフのコーティングに大変興味が出てきて、いかにゴルフ仲間の生徒さんにコーチングしたら良いのか、専門的に学ぼうと思い立ち、約1年間、学校に通いました。
海老塚:その時に学んだコーチングは今ゴルフのコーティングに役立っていますか?
村瀬:大変役立っていますよ。メンタルトレーナーは、人間の悩みを最終的には解決する専門家です。その手法は実は極めてシンプルで、ビジネスでも共通点があり、ゴルフをコーチングすることにも大変共通点があることに気づきました。悩みを解決する為に、本人の不安や悩みに共感し、本人が気がつかないテーマを判りやすく説明し、気づきを提供してあげる事だけと学びました。
海老塚:では、そのメンタル面でのコーチングから、どのように村瀬さんが、提唱する『新ゴルフマネジメント理論』に繫がるのでしょうか?私には全く別のことと思いますが。
村瀬:そうなんです。表面的には全く別のことなのですが、自分が人をコーチできるなんて正直自身がありませんが、40年近いビジネス上のマネジメントとゴルフマネジメントに沢山の共通点があることに気づいたのです。そのビジネス上のマネジメント論とゴルフのコーチングを結びつけ、ゴルフをマネジメントゲームとして捉えることとしました。アマチュアゴルフアーの悩みは自分でも経験してきたので、良く実感できます。その悩みをメンタルトレーナーとしてその手法を応用して、解決する気づきを提供してみたいと思いつきました
海老塚:では、いよいよお聞きしますが、村瀬流新ゴルフマネジメント理論を簡単にご説明ねがいますか?
村瀬:全体像は別紙の円グラフをご覧下さい。ゴルフも含め、全てのスポーツは、【心・技・体】の充実が必要と言いますが、ゴルフは特に心のメンタルコントロールが重要と言われますね。その、【心・技・体】に加え、各種のマネジメントを追加して、全体を6項目の課題に分解し、それらのトータルマネジメント論として、村瀬流新ゴルフマネジメント論として集大成したわけです。
海老塚:結構、複雑なんですね。私なんか、ビジュアル系ですので、グラフでは理解しやすいのですが、文字やマネジメント論になると、途端に理解度が落ちてしまいます。私達の様に、理論より感性で生きている女性にもわかりやすく説明して頂けますか?
村瀬:すみません。理屈っぽくて。では、一般的に女性は何に関心がありますか?
海老塚:そうですね。私なんか、ゴルフにも興味があるのですが、もっと興味があるのは、健康と美容と旅行と温泉とグルメですかね。勿論、素敵な男性と巡り合いも関心がありますが。
村瀬:待ってました。考えてみてください。ゴルフに行くということは、緑の中で歩きながらプレーしてマイナスイオンを一杯浴びれますね。ワンラウンドすると簡単なスポーツですね。勿論ゴルフ場は都心から1時間以上掛かりますので、ドライブでの小旅行になります。地方では温泉のお風呂もあります。昼食はゴルフ場内のレストランで地元の美味しい料理も味わえます。ゴルフをしている紳士は素敵ですよ。マナーも素晴らしいし、人間的にも力のあるゴルフファーが沢山います。社内のコンペでも女性は少ないので、皆優しくしてくれますよ。
海老塚:本当ですね!私良くわかりませんでした!今までゴルフのそのような魅力を感じたことはありませんでした。此れからは、村瀬さんの新しいゴルフマネジメント論を身に付け、男性並みに上手になり、素晴らしい男性との出会いを求めようと!明日かから、是非とも教えてください。
村瀬:新ゴルフマネジメント論は、上手になってからではなく、初級者の時代から学んだほうが効果があります。特に108打や100打の壁で悩んでいるゴルファーやどうしても80台が出せないベテランゴルファーやシニアの方でも本格的にゴルフをゼロからやってみたいと思っている仲間には正に効果があります。決して難しい理論ではありません。
田所拓:ところで、村瀬さんは、会社でのマネジメントで学ぶPDCA理論をゴルフで展開していると聞きました。どのようなことでしょうか?若手社会人のもわかるように教えてください
村瀬:そうですね。丁度入社5年目の社会人でスポーツが苦手の方でもわかりやすい理論です。仕事では、最初に企画書を作成しますね。それがまずプランニングです。ゴルフでは、最初に本人の課題分析をします。そのための改善テーマは最初のプランニングになるのです。例えば、スライスを治そうとします。なぜスライスが出てしまうのか、考え、ヘッドアップや腰の開きが早すぎるとかをその原因として、仮定します。出来れば上手な方に見てもらう、その原因を分析してもらうのが、ベストです。その原因の対策としてのアクションを決めます。その決めた改善アクションを実施してみます。
田所拓:理論的にはスライスの原因がわかれば幸いですが、なかなか対策が判らないので殆どの方が悩んでいるのではないでしょうか?
村瀬:なかなか、鋭い質問ですね。でも実際は、田所さんのご質問の通りでしょう。簡単にスライス対策といっても種々の複雑な身体の動きが原因ですし、メンタルも影響しているかもしれません。その様な状況ですので、スライスを直すことは大変難しいと思います。
田所拓:では諦めることになってしまいます。どうしたら良いのでしょうか?僕はスポーツは苦手なのですが、何故かゴルフはスポーツと思えないのです。ゴルフは緑の中でプレーするし、全体に綺麗だし、女性とも最近はゴルフ合コンもあり、誘われた時のために上手になっていたいのです。お願いします。どうしたらスライスは直せるのでしょうか?
村瀬:わかりました。一言で、コーチングしましょう!その回答は、スライスを直さないということです。
田所拓:え!直さない!
村瀬:そうです。直さないのです。村瀬流ゴルフマネジメントのPDCA理論では、改ざん行動そ実践しても改善が出来ない時は原因対策を検証して、CHECKを実施します。そして、其の他の原因を探して、その対策に切り替えるのです。そのサイクルがPDCSサイクルと言います。では田所さんには直さないのが回答といったのかわかりますか?
田所拓:全くわかりません。冗談は止めてください。自分は本気にゴルフを上手になりましたいのです。
村瀬:ゴルフが上手になるには、ゴルフが楽しくなければなりません。何事も好きになれば、楽しくなれば、モチベーションがアップして、上手になるものです。そこで、田所さんには早くゴルフ場でプレーしてもらいたいのです。早くプレーしてゴルフの魅力を経験してください。味わってください。その為には、スライスを直さなくても、楽しくゴルフが出来れば言いのです。初めはドライバーを使わず、7番アイアンのみでショットをして、ウエッジとパターの3本でラウンドしましょう!多少のスライスは問題ありません。空振りしない程度は練習場に行く必要がありますが、スライスを直さなくても十分にプレが出来、楽しくラウンドも可能です。但し、スロープレーにならないようにすることと、3人か4人でプレーしますので、最低限のルールとマナーは絶対に知らないと恥ずかしい思うをしてしまいますので、練習場にいくなら、その時間で判りやすいルール&マナーに関するブックを購入しましょう。
田所拓:でも実際にゴルフ場では、プレーの球数を数えなければならないので、大変です。とても楽しくプレーどころでは無いと聞きますよ。
村瀬:では、スコアーを付かないで良いのです。緑の中で楽しくラウンドするのが目的なので、ルールとマナーさえ知って、スコアカードを持たないのなら楽しくラウンド出来るでしょう。最初はシングル旧の上手な方にその趣旨を説明すれば大丈夫ですよ。何なら、私とラウンドしましょうか?
田所拓:なんだか、直ぐにゴルフ場に行きたくなりました。今日、本屋さんでルール&¥マナー本を購入します。後は何か必要ですか?
村瀬:後は、靴を購入してください。クラブも靴もゴルフ場で貸してくれますが、靴が合わないとプレーどころでは無いので、靴の購入はお勧めします。
田所拓:私は初心者ですが、100打の壁突破の為、練習場に毎週通い、もう1年になりますが、まだ理想のスイングが出来ないとコーチから指摘され、悩んでいる先輩がありますが、どのようにアドバイスしたら良いのでしょうか?
村瀬:その方にお伝えください。理想のスイングはありませんよと。従ってスイングは変える必要はありませんよと。スイングは個性なので、数年間ゴルフをした人であれば、基本的にはスイングを変えることは相当な時間と金が要ります。相当な犠牲が伴うのです。人間は皆顔が違うように、スイングも違います。年とともにスイングも変るでしょう。結婚をして、教育費が掛かる時期はゴルフどころでは無いので、暫く止めてしまうとスイングも全く変ってしまいます。そこで、個性的なスイングの基本は変えないことです。長所を伸ばし、短所は個性と思ってください。村瀬流ゴルフマネジメントを学んで頂ければ、スイングを殆ど変えずに、ゴルフが一層楽しくなり、スコアアップが早期に実現できます。